1つの拭き掃除にしても、

ただ雑巾をしぼって拭いたら終わりというわけには行きません。

雑巾の水のしぼり方ということがまず第一に問題になります。

ぼとぼとにしぼって拭いたほうがいいのか、

からからにして拭いたほうがいいのかということが、

自然に研究されると思います。

-松下幸之助さん1963年2月17日・大阪府技能競技大会における講演より抜粋

 

 

掃除とは、だれでもない

自分が実践するから意味がある。

 

このことに気がつくのに

私は長い年月を要しました。

 

掃除が行き届いて美しい状態であれば、

清々しい気分になれます。

 

すると整理・整頓をすみずみまで

やりたくなって、気がつけば

仕事も前より本質を見れるように

なってきたように思います。

 

毎日拭き掃除をするようになって

数年経ったある日、生徒さんから

松田先生の「雑巾がけ講座」に参加した

話を聞かせてもらいました。

 

雑巾の扱い方、輪になった方を

自分の方に向ける理由、身体との関係、

清潔にすることと清めることとの違い、

結界とは?などなど。

 

年末になったら「雑巾がけ習うぞー!」

張り切っていました。しかし、今年は

開催予定がないと知りがっかり。

 

あまりにがっかりしている私を気の毒に思ったのか、

「それでは、お掃除スペシャルを開催しましょう。

とっておきを出します!」とおっしゃってくださり

急遽開催が決まりました。

 

「場が整うことは、身体が整うこと。

忙しい時期だからのポイントもコツもあるのよ」

と先生はおっしゃっています。

 

興味がある方がいらっしゃいましたらご一緒しませんか?

ひらや主催という感じでもなく、

先生へのお礼と実費を皆さんで頭割りさせてください。

 

日程:11月28日(木)13:00ー16:00

場所:中野区(参加希望者に直接お伝えいたします)

参加費:5,100円

定員:12

持ち物:雑巾として使って良い白いタオル

(雑巾として縫われているものではなく、温泉でいただくような薄いタオル)

足袋または5本指靴下

お申し込みはこちら

 

 

松田恵美子(Emiko Matuda)

身体感覚教育研究会主宰。
大学院大学 至善館 客員教授。記者・編集者として、
出産を機に「よりよいお産」を探るうち、
現代人における生命力の発露へ眼が向く。
瞑想ヨーガを塩澤賢一氏に師事。
社団法人整体協会・身体教育研究所(野口裕之氏主宰)
にて内観的身体技法を学び、身体内の動きと内部感覚の領域へ。
日々の動作や日本文化における型などを感覚からひもとき、
日常生活に活かせる知恵や技として活用することで、
四季折々の生活に則した身体の観方、

使い方や自分の身体を自分で育む姿勢の指導にあたる。

HPはこちら

著書:
『身体感覚を磨く12ヶ月』(ちくま文庫・2010年7月)、
共著『自分という自然に出会う』(講談社)、
『おとなの自然塾』(岩波アクティブ新書)

対談「身体感覚に導かれて座る座禅」
(角川ソフィア文庫   「現代座禅講義」藤田一照著)など。
雑誌「クーヨン」「セラピスト」「くらすこと」、「旧暦美人ダイアリー」など掲載多数。